神田四季報

個別の銘柄・株価分析。バリュー投資の教えのまとめ。

タムロンの株価予想

分析結果として、タムロン買います。

 

■買いの要素

・売上が達成すると可能性が高いと思います。為替レート次第で更に上昇。

キャノンやニコンの見通しから、中国を中心に交換レンズの販売が好調を維持すると思うので、売り上げが充分に達成すると思います。

⇒為替レート次第では更に上積みが期待出来ると思います。

タムロンの見込みでは、米ドル85円、ユーロ115円

 

・業界の参入障壁が高い

交換レンズは安かろう悪かろうでは制作できないものです。

技術力、作業者の知識と経験、設備環境が必要です。

⇒アルバイトでカメラレンズ作成の工場で働いた経験から

 

・10年間の黒字継続

円高にも、災害にもめげずに利益を出し続けています。

 

■不安要素

・中国の不買運動が起こった時には影響が大きい

⇒デジカメ市場の約3割がアジア

 

地域別デジタルカメラの出荷数量 (マーケット全体)

 

http://www.mof.go.jp/pri/research/conference/zk097/zk097_07.pdf

 

・特定の得意先への依存度が高い

得意先の売上が2社で48%と大きいので、下記の2社の販売状況も十分に注意が必要だと思います。ニコンの決算書を見ると、レンズ交換式 デジタルカメラ、交換レンズについては昨年より倍増しており、今期見通しも強気になっています。

ソニー 約27% ニコン 約21%

※平成24年12月決算短信より

 

・世界経済の停滞

タムロンの売上の7割が海外での売上。交換レンズを搭載する一眼レフは高額商品のため、影響は十分に出ると思います。

 

・市場の飽和

⇒中国市場の伸びに頼る部分が大きいと思います。

キャノンの見通しは2015年まで伸びると見込んでいますが、いつまで伸びるのか?

 

・円高になる

 

<株価の期待値>

算出方法ですが、利益を予想して、PER15倍を株価適正値として現在値から逆算して算出しています。

 

<利益について>※単位100万円

2012年実績:3,894

2013年会社予想:4,000

四季報の予想:4600

 

神田の利益予想:5,110

1年後の期待している株価:2,754円

※2013年3月4日時点で2,122円なので、130%アップを期待しています。

※PERが25を超えたら利益確定をするつもりです。

 

強気の予想ですが、現在の為替レートが維持できれば充分に見込めると思います。仮に利益予想が四季報レベルだったとしても割安になるので、買います。