神田四季報

個別の銘柄・株価分析。バリュー投資の教えのまとめ。

(株)ジェイアイエヌ 3046 JINSのECサイトの情報漏えいによる売上への影響

 

 

ジェイアイエヌ 3046は、個人情報漏えいのニュースがありましたが、-2.91%の5,000円で終了しました。思ったよりも全然株価が下がらなそうで、投資家からの期待に満ち溢れている企業なんだと思いました。

 

 

 

興味がある企業だったので、勢いに任せてJINSECサイト停止に伴う売上の減少を予測してみました。

 

 

※あくまでも、好奇心から算出しただけです。投資の判断には使わないでください。また、私はJINSの株を持っていません。

 

 

 

1日あたり4,203,048円のマイナスで1ヵ月(30日)だと126,091,429円ではないかという予測結果になりました。

 

 

 

ありえないと思いますが、仮に1年の間、JINSECサイトの営業ができなかった場合、昨年の売上226億円に対して、6.69%(約15億)。

⇒ 四季報を見ると、今年は売上が大幅に増えそうな予想になっているので、今回の個人情報漏えいのトラブルの影響は、会社全体の業績に対して、さほど無いように思います。

 

・カード再発行費用の負担に伴う現金の流出

カード発行の手数料をJINSが負担するようなのですが、算出してみました。

 

カード発行手数料を1050円とした場合、流出した12036件をかけてみると、約1200万円(12,637,800円)で、IRを見ると61億円の現金があるので、手元資金も問題は無いでしょう。

※カード発行手数料はカード会社ごとやカードによって異なります。無料の場合もあるようですが、UC、三井住友VISAのHPに掲載されていた手数料が1050円だったので、参考にしてみました。

 

■ JINSECサイト)の売上の算出方法

①ニュースを見ると、2月6日から3月14日までの期間に通販サイトでクレジットカード決済で商品を購入した1万2036件なので、この情報をベースに予想してみます。

 

JINSの客単価は、下記のサイトの情報から5500円の想定

http://kigyoka.com/kigyoka/public/article/article.jsp?id=2595

 

ECサイトのクレジットカードの決済比率を45%と設定しています。

ファッション系だと思うので45%にしています。

http://blog.fides-cd.co.jp/article/155113008.html

 

④逆算してECサイト全体の売り上げを算出

2月6日から3月14日までの期間に通販サイトでクレジットカード決済でした件数1万2036件に単価5500円をかけると66,189,000円

 

サイト全体の売上を知りたいので、クレジットカード決済をしていない残り55%を逆算すると80,908,667円で、2月6日から3月14日までのECサイト全体の売上合計は126,091,429

 

⑤1日あたりの売上の算出

1日当たりの金額を出すので、ECサイト全体の売上を営業期間(22日+14日)で割ってみると、4,203,048円で、1ヵ月(30日)だと126,091,429円