神田四季報

個別の銘柄・株価分析。バリュー投資の教えのまとめ。

ポートフォリオの状況 2013年4月23日

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現金のバランスは維持

日本株を買い増していますが、ポートフォリオに占める割合は低く約30%は現金です。銘柄ごとに多少の資金の強弱をしていますが、基本的には1つの株へ集中投下はしないです。

大きなリスクを取って買う銘柄があれば別ですが、この現金は暴落した時に優良銘柄を買うための資金です。投資信託についてもタイミングを見て売却し50%は現金で保有して次のタイミングに備えていたいと思っています。

みずほ銀行を売って、デリカフーズ(株)買い

みずほ銀行 +1.0%でしたが、上がる気配というか材料が当面はなさそうなのと、心のざわめきがあったので売却しました。決算が良い可能性が高いデリカフーズを買いました。Twitterで多少はつぶやいていますが、デリカフーズを買った理由は別途まとめます。

日経平均があがっているので堅調に推移

REITガンホーなどのような派手さはありません。日経があがっていますから、順調に保有銘柄も上昇中。

PAPERBOY&CO.、日本電信電話、ヒューマンHD、Denaですが、平均で13.1%の評価損益率。ファルテックが-7.1%と予想の真逆にいますが、決算発表したら上昇すると期待しています。

<保有銘柄のスタンス>
PAPERBOY&CO.長期保有
ファルテック 短期売買
日本電信電話 長期保有
ヒューマンHD 短期売買
Dena 短期売買※決算次第
デリカフーズ 短期売買※1Qまでは保有する予定
ヒト・コミュニケーションズ 長期保有
タムロン 長期保有
アストラインターナショナル(インドネシア) 長期保有
ビエンホア製糖株式会社(ベトナム) 長期保有
※ベトナム株は買い入れ予定

決算発表日

銘柄名 決算発表
・PAPERBOY&CO. 第1四半期は4/26 本決算は1月
・ファルテック 5月中旬
日本電信電話 5月10日 ※利益の大半を稼ぐNTTドコモは4/26
・ヒューマンHD 5月15日
Dena 5月9日
デリカフーズ 5月上旬
・ヒト・コミュニケーションズ ※7月に第3四半期の発表 本決算は10月
タムロン 第1四半期は4/26 本決算は2月

決算発表を待ちます。

ヒューマンホールディングスの分析の追加

Twitterのつぶやきを抜粋しています。

大手は既に買い注文で株価上昇。ヒューマンも注目されれば予想PER6.9なので、他の人材派遣業界と同じようなPERの14~25あたりまで上昇余地が多分にあると思う。

ブログにも追加で書くけど、前年と比べて3Qの人材派遣・紹介の伸びとネイルサロン運営の伸びが非常に良い。計画値は達成している可能性は高いと踏んでいます。
※4月20日追加:人材の伸びは受託案件の伸び

今回の決算では、子会社の出資譲渡による特損が出ると思う。1,635,000 US$(1.6億円)の会社の譲渡価格が三者協議のうえ20円。
それで3月下旬に株が売り込まれて、4万円になって、4.5万円戻ってきた状態。
昨年は特損が4.4億円(AIJ約3.3憶円)。今回の決算の特損を約2億円に留めてほしいな。

経常利益が10億ぐらいですが(本件に伴う当社連結業績に与える影響は軽微です。)

それで3月下旬に株が売り込まれて、4万円になって、4.5万円戻ってきた状態。

会社が約2億円に留めてくれれば計画値付近で着地すると思います。

人材派遣業 ヒト・コミュニケーションズとヒューマンホールディングスを買いました。

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アベノミクスで景気が良くなったら、どうなるのか?を考えました。
間違いなく、クレジットカードで買い物をする人が増える。マンションも消費税もあがるから、買う人が多い。しかし、クレジットカードも不動産も株価が既に織り込み済みなので、今から買いたいとは思いません。単純に言えば、買えていないだけです。

買いのロジック

次に考えたのが企業の業績が良くなるとどうなるか?です。企業の業績が良くなると業務は拡大します。業務が拡大すると忙しくなるわけで、人が必要になりますが、そんなに急には人を増やせないし、固定費を増やしたくないという思考が働くだろうから、人材派遣・紹介会社が再び浮上するのではないかと思ったわけです。

四季報やヤフーをチェックしたら、ヒューマン・ホールディングスが出遅れているのを見つけたわけです。

あと、企消費者向けの物を販売している会社の業績が良くなると広告費・販促費が上積みされます。広告費とかだと素直にヤフーとかミクシーとかの媒体を買おうかと思ったのですが、すでに上がっていたので、間接的に期待できそうな会社が無いかと思ったらありました。

成果を追及する新しいタイプのアウトソーシング、人材派遣会社のヒト・コミュニケーションズ

ヒューマンホールディングスについて

http://www.athuman.com/

名前は聞いたことがある人が多いと思います。
人材派遣、資格取得の塾、最近では介護事業、ネイルサロンの運営を展開しています。

  • 事業の柱は人材事業と教育事業

・人材事業の売上高は前年同四半期比11.3%増の22,368百万円、営業利益が208%増と好調

・教育事業は拡大中。通信講座・カルチャースクールが好調で、前年同四半期比3.0%増の10,699百万円、前年同四半期比21.9%減の350百万円
※社会人教育事業の広告費増加と中国事業の赤字により減益
※中国の事業が赤字だったのですが、黒字の目途がたたずに撤退しています。
介護事業は、前年同四半期比10.4%増でしたが、事業所の開設したことによって45.7%減の98百万円の減益。

・ネイルサロンの運営が好調で、前年同四半期比16.4%増の855百万円、営業利益は88百万円

ヒト・コミュニケーションズについて

http://www.hitocom.net/

  • 成果追及型のアウトソーシング、人材派遣が会社の売り

ビックカメラなどの家電量販店で、OCNだったりソフトバンクの勧誘をする人を見たことあると思いますが、ヒト・コミュニケーションズの大きな仕事で、アウトソーシングとして受注しています。
正直、厳しい仕事だと思いますが、実績が伸びていることを考えると、営業力が相当ある会社だと思います。

他には、家電、ファッションの販売、スーパーの生鮮食料品への人材派遣
昨年、海外旅行向け添乗員派遣業務の会社を買収した効果も出てきているようです。

ヒューマンは業績好調でPBRも割安

ヒューマンホールディングスは、株価が45,000円
計画値に到達するとEPSが6,619円で、PER6.7。
PBRが1を割っています。
決算発表が5月なので、そこに向けて上昇していくと思います。

株価90,000円まで可能性が高いと思っています。

ヒトコミは1部上場の期待、自社株買いの期待

ヒト・コミュニケーションズは、株価が1,018円。
こちらは四季報ですが、予測値に到達するとEPS97.2円で、PERが10.5

・現在は東証2部で近い将来、1部上場することを視野に入れています。
時価総額92億円に対して、利益余剰金が30億円あり、先々の自社株買いが充分に期待できると思っています。
・家電業界の不振の影響を受けていますが、街角景気リサーチの感度の良さや消費税増税前のマンションの駆け込み需要などから、盛り返す可能性も高いと思っています。
・クレジットカード業界もブロードバンドの獲得と同様に1件○○○円となっているので、カード業界が好調になってきているので、ヒト・コミュニケーションズが受託する可能性があると思っています。

決算に向けて株価1400円を目指す可能性は高い
ただし、そこでは売らないです。
この会社はクレジットカード獲得、他にもミネラルウォーターの設置獲得とか事業領域を広げることにより、継続的に成長が期待できる会社だと思うので、1部上場までホールドしたいと思います。

モーニングスターの分析
http://www.morningstar.co.jp/stock/er_report/pdf/er3654_130417.pdf

リスマ・ファンド・マネージャーの投資極意の感想

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カリスマ・ファンド・マネージャーの投資極意
著作:アンソニー・ボルトン、ジョナサン・デービス
翻訳:フィデリティ退職投資教育研究所
出版社: 東洋経済新報社 1,785円

ピーター・リンチ推薦

「本書は、投資を成功させる最も大切な秘密を明らかにしている」

アンソニー・ボルトンについて

ケンブリッジ大学工学部卒業。1979年、29歳でフィデリティのロンドン拠点初のファンド・マネージャーとなる。ボルトンが手がけたフィデリティ・スペシャル・シチュエーション・ファンドは四半世紀以上にわたり年率換算20%超の運用成績を記録。
※Amazonより転載

本を読んだ感想

割安株の見つけ方ではなく、購入する際の判断方法が書かれており、企業を判断するうえで気を付ける点、投資のアイディアなどは参考になりました。また、ファンドマネージャーとしての活動の振り返りや引退時の葛藤も読み物として面白いです。

著者が在籍したフィデリティという資産運用会社の優れた組織について魅力を感じる1冊で、思わず欧州株の投資信託を検討したいと思ってしまいました。

割安株1~2年保有し売買を繰り返す

投資スタイルは幅広い分析を行い、割安株を見つけ短期間サイクル。
銘柄選択について、チャートを活用する珍しいタイプで、多くの情報から判断するのが特徴だと思います。
ボルトン氏に卓越した選択能力がもちろんあると思いますが、フィデリティのアナリストチームなど組織力による下支えを同時に感じました。

心に残った個所

広範囲にわたる株価評価基準

(コメント)毎回、すべてを使うわけではないそうですが、組み合わせたり、他の分析方法を取り入れたりするようです。

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・株価収益率(PER)
・企業価値グロス・キャッシュフロー比率
・フリーキャッシュフロー比率
・投下資本キャッシュフロー比率
・相対比較
(国、地域、世界ベースで業界比較)
貸借対照表が脆弱であるか?
※市況が悪い時、不景気時に売られやすい。

・株主の状況
所有権、経営権の変化

・経営陣が自社株を売買しているのか?
・テクニカル・アナリストの意見
・機関投資家の株主比率
・評価している主要証券アナリストが誰なのか?
・将来、興味が引かれる材料があるか?

ボルトンの銘柄分類

①回復見込み株
②気づかれざる成長株
③株価評価上のアノマリー(割安感)
④統合可能性(買収対象企業)
⑤資産流動化プレイ
⑥業界内裁定取引

チャートの利用

チャートが何らかの価値があるのは、売り手側のメリットと買い手側のメリットのバランスを理解する重要な示唆を与えてくれるからであるとボルトンは言います。
チャートは他の投資家が残した足跡なのです。
(コメント)具体的なチャートの読み方については書かれていません。残念です。

ポートフォリオのリスクを最小限にする最上の方法

①広範な株式を購入することにより、ポートフォリオの分散を図る。
②「絶対的にみて安価な銘柄のみを買う。

銘柄選択について

※一部抜粋
①事業分野と質を理解する。
バフェット同様にキャッシュフロー継続的に生み出し、優位なビジネスモデルを有している事業。

②ビジネスの変動要素を理解する
企業がコントロールできない為替、金利、税制などを見極めることで、株価を動かす要素を知ることができる。
理想的なビジネスは、自信の運命をほとんど自身でコントロールできるビジネス

③危険を伴う経営者を絶対避ける
不誠実、法律や道徳違反すれすれのきわどいことをする企業には近づかない。

④群衆の2手先を考え、試してみる

貸借対照表上のリスクを理解する
ストックピッカーへの教訓のリストの上位に入れるべき。
いろんな形での負債同様、年金会計の赤字や転換の可能性がほとんどない償還期限付き転換優先株などを分析できることも必要です。

⑥定期的な見直し
いつでも自分が持っている銘柄をなぜ持っているのか、その理由を数行にまとめられるようにするべきです。

⑦購入価格を忘れる
購入価格にはまったく意味がなく、ただ感情的に重要なだけです、状況が変化した時、損切りすることに、ためらいは無用です。

⑧株価が好調な時の注意
絶対バリュエーションを確認することが役に立ちます。
相対評価に囚われると道を失います。

テンプルトン卿の流儀を読み終えて

テンプルトン卿の流儀

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著作:ローレン・C・テンプルトン, スコット・フィリップス
翻訳:鈴木敏昭
出版社: パンローリング 2,940円

本を読んだ感想

割安株、中・長期の思考の投資家に超薦めます

具体的な個別銘柄には、そんなにフォーカスをあてているわけではありませんが、割安株を探すための手段・考え方が惜しまずに書かれていて、今まで読んだ本の中では、上位に入るほど、なるほど思う箇所が多く、参考になるアイディア、考え方が多かったです。

ジョン・テンプルトン氏について

テネシー州出身。海外への投資の先駆者として知られ、1950年代にいくつものファンドを立ち上げて成功を収めた。注目される前の日本株への投資も積極的に行った。
http://news.shikoku-np.co.jp/national/okuyami/200807/20080709000155.htm

本の概要:世界に目を向けたバリュー投資

マネー誌が20世紀最高の銘柄選択者と称えた伝説的なバリュー投資のテンプルトン卿のアプローチ方法・銘柄選択術を紹介。世界に目を向けて投資をする点、ポートフォリオの保護のために分散投資

まとめると、悲観の極みに商機

有名な言葉は、「強気相場は悲観のなかで生まれ、懐疑のなかで育ち、楽観とともに成熟し、陶酔のなかで消えていく。」

心に残った個所

バーゲンハンターは、近所の人や理髪店、あるいはウォール街最高のアナリストから聞いた巧みな物語をもとにしてオールラウンドの投資戦略をとってはならない。想定される企業価値を株価が充分下回っているかどうかに関する自分自身の評価を基礎とするのでなければならない。それだけが将来の誘導灯となる。

周りに振り回されないように自分で評価をすることが大事。バリュー・グロース系では必ず書かれている内容。

★また懐疑心が羅針盤となる。企業に関する物語だけを頼りに株を買うのは、神話のセイレーンの歌に魅せられて岩礁地帯に近づくようなものだ。そこには、物語を信じ込んだ投資家の死体が漂っている。

何となくで買われる。バイオ・iPS、不動産ぼろ株でしょうか。

★株を買う前にその企業について、つまり事業内容や売り上げの促進要因、利益維持に当たって直面する下方圧力の種類、競争状況などについて完璧に理解しておくことがどうしても欠かせない。そのような情報を得ることで、その銘柄についてしっかりした意思決定を下すための最上の心理的基礎が築かれる。
~中略
前もって企業情報の蓄積と分析を行っておけば、企業が土砂降りに遭って株価が下落した時に断固としてその株を買うことができる。

冒頭のチェックしたところと同様。売り上げの促進要因、利益維持に当たって直面する下方圧力の種類、競争状況あたりは、きっちりやることが重要。

★5年と言う中長期的予想を用いることは容易な作業ではないが、それによって、企業の中心的な問題へと自分の思考や疑問や検討を集中させるという効果的な視点が必然的に身に付く。

別の本にも書かれていましたが、割安株を見つけると早く買いたいと思ってしまいますが、冷静に判断するために改めて長期的な視点で「この投資は正しいか?何か問題はないのか?」を考えるために長期的な視点が重要だと思います。

★為替リスクの高い国を避けたいと思ったら、まず第一に、輸入よりも輸出が多い国で事業の25%以上を行う企業に焦点を絞るのが良い。
~中略
第二の判断材料として、その国の政府債務は年間GNPの25%を超えてはならない。

為替リスク軽減。新興国への投資の参考。

★バーゲン株候補を探し当てたときはそのミスプライスの原因を発見するために正直に努力することだ。ミスプライスの原因が短期的、一時的問題にあったとすれば株価に反映されている割安性を引き受けるだけの価値がある。

スプライスは、短期的な問題なのか?長期的な問題なのか?長期の場合は、企業の成長力に疑問が生じる場合もある。

イトーヨーカドーは、将来の収益に対して支払う価格が同種の太銘柄に比べて非常に割安とみられることから有望なバーゲン銘柄と思われた。この結論に到達する手順の中には、比較購入と呼ばれる大半のバーゲンハンターにおなじみの方法が含まれていた。
~中略
先進国の著名な大手スーパーであるセーフウェーとイトーヨーカドーとを比較することで、イトーヨーカドーの買い付けによってほかの市場よりもはるかに有利な取引が実現できると推定したのだった。

計算式
PEG=PER÷予想成長率=低い数値の方がバーゲン銘柄

先進国と新興国の比較。多国間で比較をするのはJTの分析で行いました。これからは、どの市場でも外国からの投資は増えるでしょうから、ますます多国間分析は重要になると思います。

相対価値に基づく判断を行うことによって、市場の投資可能な銘柄と比較しながら自分の投資対象の魅力度を絶えず評価できるからだ。

国をまたいだ相対評価で、自国の市場の過熱感・割安感も判断できると思います。

★たくさんの価値尺度を使う第2の利点は自分の発見を異なる方法で確認できるということだ。ある株が5つの尺度に基づいてバーゲンだとわかったら革新はそれだけ高まる。

反省。もっと自分の分析方法を増やしたいと思います。

大恐慌の暴落の底に遭ったダウ平均構成銘柄がそれほど良いバーゲンで無かった理由は、企業の保有資産の取替価値が帳簿上の価値を20%下回っていたことにある。言い換えれば、それらの企業の各経営者が所有資産を取り換えたいと思ったら、物価下落のせいで20%安いことでそれができたのだ。

PBRが割安だ!と言うことで飛びつくと実は危険。

インフレに伴う物価調整分を差し引いて検討することで、PBRが本当に割高か?割安なのか?判断ができる。この努力が本当に割安株を見つけだすことができる。

★ジョンおじさんは企業買収の件数が増えつつある状況に気付いたとき、自分が目にした他の兆候と並んで、株価が企業の本質的価値に比べて安すぎることを示す市場のシグナルとしてその事実を受け止めたのだった、

企業価値=株主資本の市場価値(時価総額)+債務総額-現金

実最適な例としてある会社の企業価値をEBITDAで割った倍率が3倍だったとして、同じ業種の競合企業が別の企業をEBITDAの6倍で買収したとすれば、その会社の株価はバーゲンだと結論付けることができるだろう。

M&Aの事例は参考。イオンのダイエー買収が最近あったので、他のスーパーを分析すると面白いかもしれません。

★その時期のハイテク株の買い手や売り手は保有株の株価の日々の動きだけを見て売買の決定を下していたからだった。つまりデイトレーダーたちは株価が上昇すればその動きから利益を上げるために買いに出る、と言う具合だった。

~中略
だが一旦株価が下落に転じると、ハイテク株の保有者は過去に株価が上がったということ以外に保有を続ける根拠を持っていなかった。だから下落が始まると、その株に執着する理由はほとんどなかった。

最近の日本のIPOの傾向。

ファルテック・サンヨーホームズとか上がるから上がったけど、理由が無いから下がったら下がりっぱなし。

★魅力的なバーゲンでありながら大量投資の対象としては小規模すぎると思われる外国の株式市場と何度も出会ってきた。そうした状況で流動性の欠如を補うために用いた方法は、その国で営業している大手銀行の株を買うことだった。

ベトナムのように特に市場規模が小さく外国人の投資家比率が厳しい市場で、検討したいと思います。

みずほ銀行、アストラ・インターナショナルを買いました。

会社の決算が近く忙しい中、インドネシアやアジアの新興国を回りたいなと調べたり、1株当たりの資産価値の4分の1でMBOを行うアムスクを買ったら面白のかな?と、うろうろしてしまってました。

みずほフィナンシャルはPER10倍。アベノミクスの恩恵は?

真面目に他の銀行を含めて決算書を眺めました。グループ企業の統合やシステム統合によって、大幅な経費削減を行っていて、さらにアジア展開も好調で売上と利益が上昇傾向。

上記の点を評価して購入していて、アベノミクスの効果については何とも言えない。

・貸出金利は正直うま味がある商売ではなくなっている。

・利益を出しているのが市場部門・その他のセグメント何ですが、詳細が調べてもよく分からず。グループ企業の決算市場部門について、書かれていたのが、法人へのデリバティブリスクヘッジ商品を提供。外国為替取引や債券トレーディング、資産・負債に係わるリスクコントロール(ALM)等も行っております。

⇒ 決算発表待ちで来期予想をチェックしたいと思います。

アストラはインドネシアの成長に期待

10年単位で、長期保有するつもりです。今後、株価が10%とか上昇したタイミングで、買増しを続けるつもりで、最終的にはポートフォリオの10%まで買い増したいと思っています。

  • インドネシアのアストラを買う理由

・人口増加中。しかも若くて働く世代。世界人口4位
・アストラは自動車販売のシェア50%保有
・自動車保有率が低い。人口一人当たり4.38%、マレーシアは29.8%
・売れている自動車の9割は日本車
・とっても親日国家

リスクとして、新興国にありがちな政治汚職があり、次回の選挙が注目のようです。あとは、地震・大雨などの地形的なリスクもあります。

それでも充分に期待したい国

年内にインドネシアへ視察で行きたいと思います。

投資先の検討

体調不良で休みながら、今後の投資先をどうするのかを考えています。薬が強いから、ボーとした感じで、文章も同じくなのですみません。

外国株に目を向けてます。

安いから買うという投資理論では、現在の日本株は買いづらいので、外国株に割安で成長が見込めそうな銘柄を探って、良さそうだったら投資したいと思っています。

個別の分析はこれからですが、面白そうなのはこの4つ。

・欧州リート
投資信託です。
リーマンショックで、-61%まで下落してからあがってきていない状態です。
ポートフォリオがどう変わっていったのかとか見るべきだとは思いますが、上昇したら面白そうです。

・太平洋網絡有限公司
中国のインターネットメディアをいくつも運営している会社です。
PERが約11。日本の価格コムやクックパッドのような継続的な成長ができそうなサイトを持っていたら、投資をしたいと思います。

・アストラ・インターナショナル
インドネシアの最大手の自動車販売会社。シェア50%
国自体に勢いがあり、若者が多くGDPも継続成長が見込めそう。
PER(予測)が約16ですが、成長分を加味したら割安だと思います。

自動車の保有台数 25年までに3.75倍
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121010/mcb1210100501006-n1.htm

投資先としては良い国の可能性がありますね。

・みずほ銀行
もちろん日本の株です。バブルになったら何倍かに上がってくれそう。理由はそれだけなので、完全に投機になりそうですが、今の相場はそんな相場だから投資する。もちろん、保有するとしても20万円分位だとは思います。


あとは、NTTドコモを買うことを検討しましたが・・・

投資理由ですが、ドコモがiPhoneを扱う可能性が高くなってきたと思ったからです。

appleは収益が減速見込みになってきて、株価がPER10倍を割り込んでいて、そうそう強気な交渉をしている場合じゃないし、ドコモは過去最大の140万件流出とDメニューの解放があったので、お互いが妥協するなら、今年しか無いのではと思っています。

ドコモからiphone発売が決まったら、NTTドコモよりNTTを買い増す予定です。