神田四季報

個別の銘柄・株価分析。バリュー投資の教えのまとめ。

カメラメーカー、交換レンズメーカー業界の予測にCIPA統計

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カメラメーカーや交換レンズを生産しているタムロンの実績を予測するうえで参考になるのが、CIPA(カメラ映像機器工業会)です。発表される数字は約1ヵ月遅れの数字になりますが、毎月上旬にデジタルカメラ・カメラ用交換レンズの統計データを発表しているからです。

カメラ本体の統計も発表されているので、ニコンやキャノンの株を持っている人やこれから買おうと思っているときに参考になると思います。また、私はタムロンを長期保有する予定ですが、高額商品のカメラ業界は特に景気に影響されやすいので、特に短期売買の人は、チェックしておいて損は無いと思います。

また、欧州、日本、米国、アジアとエリア毎の数字も発表されるので、例えば中国で日本商品の不買運動が発生した時に影響があるのか?本当なのか?数字を確かめるのも良いと思います。

IR発表を待つのも良いのですが、少しでも早くタムロン主力の交換レンズの市況を知るには、一眼レフや交換レンズの生産・出荷状況のトレンドを知ることは重要だからです。

大手国内メーカーが参加。信頼性高い。

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この統計は、参加している企業がCIPAに生産量や出荷状況を報告して、CIPAが取りまとめて発表しています。日本国内企業だけとはいえ、名だたるメーカーがそろっていますから、トレンドに対して大きなブレは無いと思います。

交換レンズは1月、2月は伸びが低調傾向

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総出荷金額:32,401,532。 前月比で100.5%前年同月比で102.3%、累計金額が64,656,956円 前年同期比:106.6%。

ここ数年の実績を見ると、1月~2月の伸びが低調になりやすいようです。
3月と4月の実績は、各メーカの新機種が反映された数字になると思うので、注視すべきだと思っています。

※CIPAのデジタルスチルカメラ生産出荷実績表(カメラ映像機器工業会)2013年2月
※上段が数量、下段が金額
http://www.cipa.jp/data/pdf/d-201302.pdf